トンネル効果:誰が掘る?
出生率、過去最低の1.29=政府予測下回る-年金改革へ影響も・厚労省統計
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040610-00000165-jij-bus_all
出生率は底なしに低下を続けている。たぶん来年の数字はもっと悪いだろう。そのうち、そもそも結婚しない(できない)という生き方が過半数になるのもそう遠い日ではあるまい。
たぶんこの数字にかなり影響を与えているのが、「結婚しない(できない)おたく男と、その分確実に発生する負け組み女」だな。要するに結婚した世帯での出産数は言うほど落ちてないが、そもそも結婚しない(できない)人間が青天井に増加しつづけている。
前回紹介した「アキバ系商売の仕組み」でも言われていたように、大部分のおたくはすでに現実の女性と交際することをあきらめている。
「現実に存在する女性の要求水準は『ジャニーズ系の外見&スポーツマン&一流大卒(なぜか院卒ではない)&年収1億円以上』など果てしなく高く、もはや個人的努力の範囲においては現実に存在する女性が要求する水準まで、自己のレベルを引き揚げることは不可能。よって無駄な努力を放棄し、メイドな女性やメカ女性の存在する幻想世界で要求を満足させる」
というのが一般的萌えおたの論旨だな。
「メイド」「メカ」「幽霊」などの萌え記号というか「属性」については、おなじく「アキバ系商売の仕組み」の58pで「繁殖不可能性の記号」という考え方が紹介されている。つまり前述したように「現実の女性は自分を受け入れない」「よって自分が受け入れるべき対象は人間の女性ではない」ということで、萌えキャラには「普通の人間ではない」事を意味するアイテムの装着が義務付けられるようになった。それが、猫耳とか猫尻尾とかメイド服とかの萌え記号だと。
ところがだ、うちのヨメによると「現実の女性がおたくを絶対受け入れないほど要求水準が青天井に高いというのは、マスコミが作り出した幻影だ。実際にはそんなに要求水準が高くはないが、かといって男を捕まえるのに積極的でないので独身のままって女性が山ほどいる」という指摘があった。
つまりなんだ、「男性と交際することに積極的でないが自分を好きになってくれてマトモな男なら非常識な水準を要求しない」という女性となると、これはおたくの愛好する萌えキャラとそう方向性が違うわけではないよな。というか、こういう女性を意味する「眼鏡っこ」という記号もあるわけで。
てことは、可能性としては「おたく男+負け組み候補女」というカップルが成立できないこともないわけだ。
だが、この可能性については「双方が互いの存在を知らない」という絶望的に高いポテンシャル障壁が存在する。
存在を知ろうとすれば出合い系はじめ収集雑多な手段が存在するわけだが、双方ともに「そういう手段を利用して男女交際する」事に対して嫌悪感を持つため、そういった手段を利用することはありえない。つまり、反応結果は予想されているが、その実現には途方もなく高いハードルがあると。
つまり、誰かがこのポテンシャル障壁にトンネルを掘ってトンネル効果を発生させないとだめなんだろうな。だが、そんなトンネルを誰が掘ったものやら。

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