「電波大戦」読んだっす
いろいろ考えてて評価が遅れたけど、「電波大戦」の話。
あいかわらず女性不信が炸裂してるわけですが、思うにこれは本田先生の狙いとして「恋愛市場へオタクを供給しない」という事を考えてるんじゃ無かろうかという気が。
つまりなんですな、いまオタク男というのは恋愛市場において、「電車男」を原因とした一時的な市場価格の上昇、つまりバブルが発生してると。普通の状況であれば、価格の上昇に伴って供給が増加し、いずれぼちぼちのところで需要と供給がつりあう。
ところがここで、「恋愛市場へのオタクの供給を絞る」とどうなるか。今の若い連中はしらんだろうけど、オイルショックのときのトイレットペーパーみたいに売り惜しみと言うことになって、恋愛市場におけるオタク価値の上昇=インフレの継続という事態になる。しまいには、「オタクは簡単には恋愛してくれないけど、それでもオタクと恋愛したい!オタクだったらもう誰でもいい!」みたいな話になるって事ですな。
するってえと、オタクの側からすると時価が高くなって、萌えオタの持つ女性に対する高い要求水準=高値掴みした簿価でも損切りする必要が無くなると。
しかしだな、前にも書いたように「バブルはいずれ崩壊する」わけで。仮にココで売り惜しみしたら、そりゃ額面としては時価>簿価になって含み損は無くなるかもしれんけど、いずれその時価は不可抗力的に再度下落して「やっぱオタクはキモい。氏ね」とかマスコミがたたき始めるのは目に見えてるわけでな。
もう一度主張しておきたいが、オタクの敵はあくまで恋愛資本主義であって、リアル女性ではない。仮に今バブル的にオタクの価値が上昇してるとしたらだ、いまやるべきは売り惜しみによる価格のつり上げではなくて、取引量を増大させることじゃなかろうかと。
電波男的には「男女交際とかしたら負けだと思ってる」という事なのかもしれんが、恋愛資本主義の手が届かない男女交際なんていくらでもあるわけで。
たとえば、2ちゃんねるの「過激な恋愛板」にドム女(ドムのような体型の女性)をナンパし続けるニュータイプ戦士(ドムと交戦して撃破した男)が集うスレが延々続いてるが、この調子でニュータイプ戦士達が「痩せている女性のほうがモテる」という恋愛業者の作った価値観を無視し続ければ、そのうち「別にダイエットしなくても恋愛できる」という事に女性の方が気づいて、ダイエット産業に対しては一大脅威となりうる。
「痩せている女性の方がモテる」という、何の根拠もなしに恋愛資本主義システムの連中が作った座標軸を無視するだけでも、恋愛資本主義システムの重要な一角であるダイエット産業に対して打撃を与えることが出来るわけですよ。
つまりだ、恋愛資本主義システムにダメージを与えるならば、相場をいじくるんではなくて現物取引量を実現しないと。その点で、「喪女ってほんとにいるのか」とか言ってるようでは、「一定レベル以下の男はインビジブル」と言ったくらたまと同じ間違いを犯してる訳なんですな。喪女は存在する。ただ、目立たないから無意識にスルーされている可能性が高いんでしょうな。
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Comments
取引の既成事実を作っておく、ってぇ事ですな。
そもそも、ハナから逃げ腰、受け身の姿勢っつぅのは、確かによろしぅないですな。
いや、別に個人の生き方としては別にどうでもよろしのですが、戦略としてアジる (若しくはアルパジール)には、それではあまりに消極的に過ぎる、と。
むしろここは一端攻めよ、と。
攻めによる損害などキニスルナ、と。
つつっても、前提として 「こっちが被害者だ」 という意識があるから、そーもいかんのでしょーなぁ。
Posted by: へぼや萬年堂 | October 03, 2005 at 04:03 AM
おおつやすたかさんのせりふじゃないけど、「恋愛と結婚では男に必要な価値観が異なる」ので、恋愛価値観が混乱きたしているうちに結婚してしまって、一家の稼ぎ手としての価値観勝負に切り替えるってのも有効だと思います。とっとと結婚することによる恋愛からのスルーもあると思うんだけどな。(恋愛要素0の結婚は危険ですが。)
Posted by: ふくいけいじ | October 03, 2005 at 05:28 PM
>とっとと結婚することによる恋愛からのスルー
それこそ、「電波大戦」にも開田裕治先生の例として書いてあったわけですが、電波男的には「恋愛資本主義に洗脳された女性は結婚してもすぐイケメンと浮気する」と思ってるわけで。
だから結婚するなら喪女なんでしょうけど、目の前にいる喪女を発見できないってのがやっぱ最大の問題かも。
Posted by: 緑川だむ | October 03, 2005 at 11:57 PM
>目の前にいる喪女を発見できない
おお、くらたまさんといっしょだ。(^^;;
つーか、その辺を言い出したら、「そもそも浮気するような女性しか浮気するような女性しか相手にしない」事に問題があるような。
Posted by: ふくいけいじ | October 05, 2005 at 09:46 AM
前々から「オタクと負け犬女は同レベルの存在」てな説を考えてたが、インビジブル問題についてもやはり同様なんですな。
Posted by: 緑川だむ | October 05, 2005 at 10:14 PM
単に遠目に見てレッテル貼って 「オタク男なんか…」 だとか、「女なんてのは…」 とか言っているって時点で同じですわな。
「どーせ浮気するに決まっている」 なんてのは、浮気されてから言わなきゃ、単なる酸っぱいブドウでしかねぇってなもんで。
Posted by: へぼや萬年堂 | October 06, 2005 at 04:04 AM
私は電波大戦にヘンテコなサンプルとして取上げられちゃった開田裕治の嫁、本人なんですが……。
あの本に書いてあったウチのなれそめ話、大嘘ですわ。
初対面でいきなりプロポーズして結婚したわけじゃなく、コミケで知り合って、5年ほど交際してから結婚してます。
いくらなんでも、知り合ってすぐ結婚なんて有り得ないですよ。
電波男さんたちの夢を壊しちゃって、申し訳ないけど。
結婚も人間関係だし、恋愛はコミュニケーションだから、人と係わりたくない人には結婚も恋愛も難しいってことじゃないでしょうか。
他人と係わるのイヤーンな人は、そのまま脳内嫁と幸せな人生を送ればいいし、やっぱり生身の嫁が欲しい人は、少しずつでも他人と係わるようにしなくちゃ駄目ってことでしょ?
あの話で、ヘンだなあと思うのは、モテるのと恋愛できるのは違うと思うんだけど、その辺がごっちゃになってること。
モテモテのイケメンと付き合いたいと思ってる女ばかりじゃないってことに、気付いたらもっと気が楽になるんじゃないでしょうか。
Posted by: 開田 あや | October 16, 2005 at 09:20 AM
これははじめまして。「眼鏡っ娘パラダイス」も眼鏡好きとしてきっちり買いましたですよ( ・∀・)/
ちなみにわたしもヨメとアウシタン集会で知り合って以来結婚するまで10年近くかかりましたよ。そんで思うのは、結局「モテ」とか言って不特定多数の女性に好かれるような状態にならなくても、別に一人いればいいじゃないかと。
それにうちのヨメあたりも、よく「イケメンはみんな同じ顔に見えるんで区別付かない」と言うてますよ。つまりマスゴミの捏造した座標で考えない女性だってちゃんといるわけで、「モテ男とモテ女だけが勝ち」とか考える時点で恋愛資本主義者の座標系に取り込まれてるんじゃないかと。
Posted by: 緑川だむ | October 16, 2005 at 05:19 PM
初めまして、某御方からの紹介でコメントさせていただきます、寒椿です。
客観的には不思議ちゃんで議論好きの20代♀です。
いくつか気になるのですが、
>「痩せている女性のほうがモテる」という恋愛業者の作った価値観
これは、あまり当てになりません。
モテるからと言うより「女性同士の見得の張り合い」ですね・・痩せているほうが女性から見ても美しいのです。多少ふっくらのほうが男性にもてるというのはわかっていても、自分が綺麗と思うほうに走ってしまいがちなのが現実かと
喪女とオタクって奥手同士の組み合わせだから、カップルとして成功する確率は低くなるような気がします。コミケ等で出会い互いの趣味をわかって付き合うくらいではないと、先に進めないのでしょうな。
でも、本田さんも結局バブル期に女性が垂れ流した恋愛資本論を中心としてしか周囲を観る事ができていないように思うのです。世代が下がるほどオタクの認知度は上がっていると感じますし、電車男でわぁわぁ言っている女性陣は結局、バブル期の売れ残りだけのように思います。他の方もおっしゃっておりますが、本田さんも高望みばかりしている負け犬女性も、責任転嫁して自分を変えようとしない点で同じにしか見えませぬ。
各言う自分は、今の彼氏の知性と性格に一目ぼれして数年かけてアタックして漸く彼女の座に収まりました。性格で相手を見ようとする女性は、学歴が高いほど比率が上がるように感じますが、そもそも彼女らが勤める場所にいるオタクは少ないし、挙句奥手だから声を掛けれないしで、男女共に余ってしまうのでしょうね。そういう女性は自分から行動するのは控えますし(だからSTD感染率も低い)。
長レス失礼しました。
Posted by: 寒椿 | October 17, 2005 at 09:34 PM
>喪女とオタクって奥手同士の組み合わせだから、カップルとして成功する確率は低くなるような気がします
たしかにそうなんだけど、いちど付き合ってしまうとどうにかなると思うんだよな。つまり、最初のきっかけを誰が作るのかという問題があると。
そういうわけで最近思ってるのは「オタクコミュニティによる見合い・許嫁」てのがあれば、電波大戦とかいう騒動にならんで済むんじゃないのかと。
この辺の話はだいぶ前にも書いたが、今でもあまり状況は変わってないなあと改めて思ったり。
http://dam.cocolog-nifty.com/tabiji/2004/06/post.html
Posted by: 緑川だむ | October 18, 2005 at 01:35 AM
そういえば2年位前に秋葉でそんな企画がありましたね。
今も続いているのかしらん・・
結局、恋愛結婚できる人は一部なんだしそのまま幸せに続くとは限らないし、自分にあった人間を自分で選べる人間ばかりでもないのだから、人が適した相手(恐らく)を選んでくれる「見合い」はとてもいい仕組みと思うのですが・・。
親が取り決めるより結婚よりは、まだ当人達に選択権があるから欧米から見るとかなり羨ましいシステムなんですけれど、そろそろ復活したほうがいいでしょうね。オタクは真面目人間ということで話がつきますし。
(まぁ、H系はオープンにしないほうがいいですが)
Posted by: 寒椿 | October 20, 2005 at 11:49 PM
あれですな、買い物にたとえると
「自由恋愛=保証なしのジャンク品」
「見合い=製造元及び第三者機関による保証付き」
「許婚=製造プロセスにまで買い手が関与した受注生産品」
てことではないかと。
むろんジャンク品を買うってのはもっとも熟達した上級者にしかおすすめできないと。
Posted by: 緑川だむ | October 21, 2005 at 12:58 PM
嫁と見合いの後、10回会わずに半年で結婚したわたくしが参りましたよ。
てか、本田透自身がその例をよーく知っているはずですが。
まあ、そこらに関する自分なりの実感を言うと
「類は友しか呼べない。が、類であれば友は来る」
てな感じです。
Posted by: おおつやすたか | February 28, 2006 at 03:07 PM