息子のいない島社長、変われない日本
なのは様がシングルマザーである話の続き。
なのは様が「ヒーローの理想像としてのシングルマザー」として戦っていた上、弟子であるスバルも救難隊で「かつての自分自身」と同等の存在に成長して、きっちりとビルドゥングスロマンは成立してるわけで。
一方で団塊オヤジの象徴である初芝・五洋ホールディングスの島社長だが、考えてみると彼には息子がいないんだよなあ。実の息子という意味でもいないし、派閥を作らなかった島社長だから「息子的な存在の部下とか弟子」もいない。娘はアメリカ人のとこに嫁に行ったし、もうひとりの隠し子は死んだし。
つまり、島社長には「後をつぐべき存在」がいないから、世代交代もなしえないままにずるずると今の地位にしがみつきつづけるしか無いってことなんだろうな。これを正当なビルドゥングスロマンにしたければ、息子が新興企業を起こしてハツシバを越えるほどの規模に育てなきゃいけないが、そういう話にはなりえない。
現実でほりえもんみたいな起業家を団塊オヤジたちが寄ってたかって叩き潰してるわけだから、世代交代するストーリーを書いたところで島社長と同世代の読者は誰も読もうとしないわな。
てぇ訳で、団塊オヤジは屁理屈をこね回してはのさばりつづけ、世代交代できないままにこの国の男性は沈没していくってことか。まあ、「繁栄一世代論」からすると、どうしてもそうなるわなあ。

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