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July 22, 2008

カネ持ち優遇の維持に必死なおっさん

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/140/index.html

IMF(国際通貨基金)がまとめた調査によると、2007年のシンガポールの一人あたりのGDP(国内総生産)が日本を抜くことが明らかになった。シンガポールは3万5000ドルを超えたのに対して、日本は3万4300ドルにとどまっている。これまで半世紀にわたってアジアで1位をキープしていた我が日本だが、ついに2位に転落してしまったわけだ。
 世界で見れば1994年には一人あたりGDPで日本は世界一であったが、一昨年に17位に、そしてついに昨年の実績で22位に転落してしまった。もちろん為替の影響もあるが、日本の国民所得、すなわち国民のつくる付加価値の総和がこのところほとんど増加していないのだから、この数字は実態を表しているモノと見なくてはいけない。

 この団塊おっさんが日本人の支持を受けなくなった決定的な理由がよくわかる話ですな。
 そもそも人口400万のシンガポールと一億を超える日本を同列に並べるだけでもお笑いなんだが、このおっさんこそ「日本が国家として世界でどこのへんに位置しているか」という話題にしがみついている時代錯誤に気がついてないわけで。

 要するに、国家経済全部で見てGDPが何万ドルあろうと、それがごく一部の金持ちとファンドだけに回ってるならなんも意味ない。ある国の豊かさは、「その国で一番貧しい人間がどの程度の生活をしているか」で決まるんだよな。金正日が贅沢な生活をしているからといって北朝鮮が豊かな国だなんて誰も思わないわけで。

 かてて加えて、「グローバル」だのいいながら、相変わらず国家という枠組みで序列比較をするという自己矛盾。ほんとにグローバルな発想をするんなら、個人がどういう生活をするかが重要であって、国家がどうなろうとしったこっちゃ無いはずなんだけど。

 このオッサンの泣き叫ぶ悲鳴が日本人に全く説得力を持たなくなったのは、何十年も前の「カネとモノさえあれば豊かなんだ」という価値観をいまだに引きずってるためなんだろうな。
 バブル景気と崩壊と再生を経て、日本人は必要以上のモノになんら欲望を感じない「日本人2.0」に進化したのに、このオッサンはその事に気付いて無いんじゃなかろうか。

 「日本人2.0」が欲しがるものは、「明日リストラされるかも知れない年収1億円」ではなく「向こう30年間保証された年収400万円と、『会社員としての社会的信用度』」であり、アニメを見る時間もないから無駄に高価なだけの品物を買う「贅沢」ではなくてニコニコ動画に投稿する動画を作成する時間のある「生活」なんだよな。

 つまり、給料は安くても地方公務員最強。だからこそ、不正な手段で教師になった事が許せない訳で。

 結論としては、30年前の価値観しか提示できないこのオッサンは、インド人やブラジル人みたいに「これからモノを買う人達」を相手にしたほうがよくはなかろうか( ・・)/

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